アジョビ®の在宅自己注射をされる患者さんへ
アジョビ®は、3つの治療スケジュールが選択できます。
通院での4週間に1回1本注射、または12週間に1回3本注射、もしくは在宅での4週間に1回1本自己注射(オートインジェクターのみ)が選択でき、ライフスタイルに合わせたスケジュールで治療ができます。
投与方法の選択について、詳しくは医師にご相談ください。
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※「12週間に1回、3本注射」による在宅自己注射は選択できません。
アジョビ®皮下注225mgオートインジェクターを、適切かつ安全に使用していただくために、在宅自己注射を始める患者さんは、下記の動画をご覧ください。
アジョビ®皮下注225mgオートインジェクターによる、自己注射の手順とポイントを解説した動画です。
投与方法の選択について、詳しくは医師にご相談ください。
自己注射についてわからないことや不安なことがあれば、医師、看護師または薬剤師にご相談ください。
自己注射についてのさらに詳しい情報は、
以下をご覧ください。
自己注射を始める前に
●オートインジェクターについて
アジョビ®皮下注225mgオートインジェクターには、お薬があらかじめ充填されており、1回使い切りです。
●保管方法
お薬は箱のまま冷蔵庫(2~8℃)に保管してください。
(吹き出し口近く、チルド室、冷凍庫では保管しないでください。)
冷蔵庫から取り出した場合は、室温(30℃以下)で7日間保管することができます。
- 直射日光の当たるところに放置しないでください。
- 子どもの手の届かない場所に置き、子どもの手に触れないようにしてください。
- オートインジェクターは激しく振らないでください。
コラムスターターキットのご紹介
アジョビ®自己注射導入時のためのスターターキットをご用意しています。
スターターキットには以下のものが含まれています。詳しくは、医師または看護師にご相談ください。
●スターターキットに含まれているもの
バインダー
●「スターターキットの資材一覧」と「使い方動画のご案内」
スターターキットに入っているもの、および注射の使い方動画のご案内を掲載しているリーフレットです。
●アジョビ®自己注射のためのガイド
ブック
オートインジェクターを適切かつ安全に使用していただくための手順とポイントを解説した冊子です。
●アジョビ®カード
アジョビ®の投与日を記載できる携帯可能なカードです。
●準備マット
自己注射に使用する器具一式を並べるための準備マットです。
専用保冷
バッグ
専用廃棄袋
●「スターターキットの資材一覧」と「使い方動画のご案内」
スターターキットに入っているもの、および注射の使い方動画のご案内を掲載しているリーフレットです。
●アジョビ®自己注射のためのガイド
ブック
オートインジェクターを適切かつ安全に使用していただくための手順とポイントを解説した冊子です。
●アジョビ®カード
アジョビ®の投与日を記載できる携帯可能なカードです。
●準備マット
自己注射に使用する器具一式を並べるための準備マットです。
自己注射の方法
注射の準備
1 注射する場所を選びます
明るく平らな場所を選び、周囲を清潔にしてください。
直射日光が当たらない場所に準備マットを敷きます。
2 オートインジェクターを室温に戻します
室温に戻すことで、注射時の痛みを軽減できます。冷蔵庫から取り出し、以下の点を確認します。その後、準備マットに置いて30分待ちます。
- 使用期限を過ぎていない
(オートインジェクター本体に記載) - オートインジェクターが曲がっている、薬液が漏れているなど、破損していない
- 薬液が凍結していない
- 薬液に異物(塊や破片、粒子など)が混ざっていない
- 薬液が透明で濁りがない(薬液は無色から微黄色)
※薬液中に気泡が見えることがありますが、皮下注射のためそのまま注射いただいて問題ありません。注射時に気泡を取り除こうとしないでください。
- 電子レンジ、お湯、直射日光が当たる場所で温めないでください。
- キャップは注射の直前まで外さないでください。
- 上記の確認事項で異常が見られた場合には使用せず、主治医、看護師または薬剤師に連絡して指示を受けてください。
3 注射に必要なものを準備します
- アジョビ®皮下注225mgオートインジェクター
- 消毒綿
- 専用廃棄袋
※専用廃棄袋は医療機関よりお受け取りください。
4 手を洗います
流水とせっけんで手を洗い、清潔なタオルでふいてください。
注射の方法
1 注射部位を決定します
注射できる部位は、腹部、大腿部、上腕部です。
なお、注射部位は主治医、看護師または薬剤師にご相談のうえ、適切な部位を選んでください。一般的には、腹部と大腿部はご自身で注射しやすい(注射器を直角に押し当てやすい)とされています。
腹部
へその周り
5cm以内は
避けてください。
大腿部
上腕部
皮膚が敏感なところ、傷や圧痛、赤みがあるところ、傷痕や妊娠線などで硬くなっているところには注射しないでください。
2 注射部位を消毒します
注射部位とその周囲を消毒綿で消毒してください。消毒した場所は注射するまで触らず、乾かすために10秒程度待ちます。
3 キャップを外します
半透明のキャップをまっすぐに引き抜きます。
外したキャップは家庭ごみとして捨ててください。
- 一度外したキャップは、はめ直さないでください。
- 注射針に触れないでください。
4 注射をします
❶青色の針カバーを注射部位に対して直角(90度)に押し当てます。
確認窓が見えるように持ってください。
❷そのまままっすぐ押し下げ、右記下記の一連の流れを終えるまで押し当てたまま動かさないでください。
❸必ず、確認窓を見て、灰色のゴム栓が完全に下がり、確認窓が青くなっていたら注射完了です。
注射部位からまっすぐ引き抜きます。
注射針は針カバー内に戻ります。
❹注射部位を新しい消毒綿で数秒間ほど軽く押さえます。
消毒綿を離し、注射部位から血が出ていないことを確認して終了です。
注射部位には必要に応じてばんそうこうを貼ってください。
確認窓が青くなっていない場合、正しく注射できなかった可能性があります。再度投与しようとせず、主治医、看護師または薬剤師に連絡し指示を受けてください。
注射の後に
●オートインジェクターの廃棄
使用済みのオートインジェクターは、主治医、看護師または薬剤師の指示に従って廃棄してください。使用済みのオートインジェクターは、医療機関でお薬と一緒に受け取った専用廃棄袋に入れ、子どもの手の届かない場所に保管してください。
専用廃棄袋には使用済みのオートインジェクターが3本入ります。
使用済みの消毒綿は、特に指示がない限り家庭ごみとして捨ててください。外したキャップは、はめ直さず家庭ごみとして捨ててください。
●副作用について
注射部位に、痛み、硬くなる、赤み、かゆみなどが起こる可能性があります。
これらの症状が改善しない場合には、主治医、看護師または薬剤師に連絡し指示を受けてください。
注射部位の副作用を最小限におさえるためにも、「注射の方法」をよく読んで適切に使用してください。
全身のかゆみやじんま疹などの皮膚症状、息苦しさなどの呼吸器症状、ショック症状、吐き気などの消化器症状など、いつもと違う体調の変化があらわれた場合には、直ちに受診してください。
●記録について
注射した日付をアジョビ®カードや頭痛ダイアリーなどに記録し、次回の注射に備えましょう。また、主治医、看護師または薬剤師に伝えられるよう受診の際には記録を持参しましょう。
Q&A
●よくある質問
-
予定日に注射をするのを忘れてしまったら?
- 気がついた時に1回分を注射し、その日から4週間後を次の注射日としてください。
分からないことがあれば、主治医に相談しましょう。
-
注射する時間に決まりはある?
- 注射する時間に決まりはありません。
注射し忘れないために、時間を決めて毎回同じ時間帯に注射する場合もありますので、主治医などから指示があればそれに従ってください。
-
注射予定日に体調がすぐれないときは?
- 投与に当たり不安な点がある場合は、自己判断はせずに主治医に相談しましょう。
-
注射の後、少量の薬液が皮膚上に漏れていたり、出血があった場合は?
- 薬液、出血とも少量であれば問題ありません。消毒綿で軽く押さえてください。
ダウンロード
アジョビ®を自己注射される患者さんのための資材をご用意しています。
印刷してご使用いただく場合は、下記よりダウンロードしてご活用ください。
●アジョビ®自己注射のためのガイドブック148×210mm(A5サイズ)
(ファイルサイズ:2MB)
アジョビ®のオートインジェクターを適切かつ安全に使用していただくための手順とポイントを解説した冊子です。
自己注射を始める前に、よくお読みください。